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このページでは,ことば・きこえ・LD通級指導教室の卒業生を訪ねて,その活躍を紹介します。 私たちにはたくさんの先輩たちがいます。先輩たちの活躍は私たちの力となると思います。 さて、今回の先輩は・・・ |
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【第1回】 堂田祐輔さん 山田町大沢 パン工房 「山田湾ベーカリー」のオーナーシェフ |
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堂田さんは、平成2年生まれの23歳(平成26年7月現在)です。 聴覚に障がいがあり、小学校の時は地元(西根町・現在の八幡平市)の学校に入学するとともに、「大更小学校ことばの教室」、「渋民村ことばの教室」に週4回も通級しました。 その後、山田町大沢小学校に転校してからは、山田北小学校ことばの教室に通級しました。 平成20年3月山田高校卒業後、平成20年4月から盛岡市の北日本ハイテクニカルクッキングカレッジに入学、お菓子づくり、パンづくりを2年間じっくりと学びました。 |
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平成22年3月、山田町に戻って地元のケーキ屋さんの就職の予定でしたが、クッキングカレッジ卒業式当日に襲った、東日本大震災のためにケーキ屋さんも流されてしまいました。 22年4月から宮城県角田市のパン屋さんで修業を積み、その後八幡平市の「そよかぜの家」で、パン職人として働くとともに、施設の障がい者のパン製造の指導もしました。 その後、地元に帰りたいという思いから、23年10月山田町のうどん屋さんに就職、24年1月〜2月には、パン職人として修業のため、新潟県のパン屋さん「あこ天然酵母」、更に上越市の「ソフィ」(パン工房)で腕を磨きました。 平成25年に再び地元に戻り、「山田湾ベーカリー」店長としてスタートしました。店のオーナーにその腕と人柄を評価されて、26年4月からオーナーとして頑張っています。 「山田湾ベーカリー」は、山田町大沢の津波復興商店街の一角にあるこじんまりとした、温かいお店です。 店の売りは、地産地消をモットーに、原料の小麦は岩手県産「ゆきちから」、酵母は「石割桜天然酵母」を使っています。 数十種類のパンを焼いていますが、地元のするめいかを生かした「イカルチョーネ」や復興を祈念した「福幸チョーネ」などが評判です。 5月に訪ねた日も、店の奥に据えたパン窯の前で、汗を流しながら黙々とパンを焼いていました。私に気付くと、いつもの人なつこい「どうたくん」の笑顔を見せながら、にこにこしながら自慢のパンを語ってくれました。 接客は、お母さんが仕事の合間に手伝ってくれて大助かりだとも話していました。 |
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沿岸にお寄りの節は、山田町大沢のパン工房「山田湾ベーカリー」に立ち寄って、天然酵母のおいしいパンを味わうとともに、堂田くんの笑顔を楽しんでください。 なお、要望があれば、可愛いクジラ君のついた愛車で配達もしてくれるそうです。 (訪問日 平成26年5月 訪問者 元祐輔くんのことばの担任 菊池義勝先生でした) リンク 山田湾ベーカリーHP |
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