令和6年度 岩手県ことばを育む親の会総会を終えて

 
 岩手県ことばを育む親の会 会長 主 濱 友 子
 
 お陰様で今年度の総会も無事に終了致しました。
ご来賓の岩手のことばを語る会会長坂本信行様はじめ、相談役の菊池義勝様、参与の皆様、各支部の代表の方々と事務局の皆様、本部のスタッフ含め総勢64名が集い開催しました。
 今年度は、総会後にNPO法人全国ことばを育む会第30回全国大会岩手大会第1回実行委員会の開催のために、学習会は行いませんでしたが、秋には、研修会を開催します.
 岩手県の親の会は設立から59年が経過しています。これまでの歴史を振り返ることで、支部活性化のための活動の参考にもなるものと思います。そして、令和7年度開催の全国大会岩手大会をより一層意義あるものに繋げるための学びにもなるものと考えます。
 岩手県における通級による指導の対象の子どもたちは、当初の「言語障害や難聴」から広がりを見せ、今日では発達障がいも加わっています。当然、対象の拡大に適応した親の会のあり方も求められております。私どもは今後も先生方が全力で子ども達の指導に専念していただけるよう、教育環境の充実に向け、サポートしていかなければなりません。その中で通級指導教室の先生方の配置は加配枠から基礎定数化へ移行するとしてから8年たちましたが岩手県内すべての市町村では、加配枠のままです。さらに、先生方の専門的な研修も課題となってきます。今後の各市町村の教育委員会訪問の際には、従来から取り組んでいる通級指導教室の充実及び拡充、先生方の研修についても要望をしていただきたいと思います。
 先日の総会でも話題にしましたが、親の会の運営につきましては、ここ数年できなかった活動を新たな視点を加えつつ再開します。親の会が目指すものの実現のため、組織としてどんな活動に取り組むべきか、課題を解決するためには地域での活動を活発にすることが大切であると考えます。昨年度から、ブロック毎の研修会を各地区にて再開していただいております。課題を解決するための一つの手立てとして、まずは各教室、各支部(地域)での活動を活発にすることと思います。どうか、より良い親の会活動ができますよう皆様方のご協力をお願いいたします。各支部の担当校の事務局の先生方には大変ご負担をおかけ致しますが、「研究会」や「語る会」の皆様のご協力を仰ぎながら、今後も地域に根づいた活動をしてまいりたいと思っておりますので、皆様方のご協力をお願いいたします。
 また、NPO法人全国ことばを育む会第30回全国大会岩手大会を、令和7年度8月に開催します。私たちの日々の活動を一層充実させる中で全国大会を迎え、その岩手の姿を全国に伝えたいと考えます。今後とも会員の皆様方のご理解とご協力、そしてご支援の程、宜しくお願いいたします。
 
   
   昨年度の活動の様子は,「歴史」から見ることができます。
 
   令和6年度親の会総会  
   第39回幼児期の言語教育研修講座  
     第39回幼児期の言語教育研修講座は、定員に達しましたので、申込を終了しています。  
   令和6年度リーダー研修会